昨日のブログのように今回のニョロ王決定戦2022は すいけー君の精度の高い技術が光った結果で終わりましたが、その裏で私から見えていた「風景」も備忘録として書いてきたいと思います。
きょうの話は下記2点についてです。
(1)もうひとりの「王」、Yさん
(2)友達のありがたさを痛感
まず「(1)」についてです。
今回の決勝戦では6名のファイナリストの皆さんが腕を競っていたのですが、その中で、5名のかたがかなりの時間をMNJの引き倒しに使ってくれていました。ということで「使っていなかった人」が1人、これがトラウトアイランドのプロスタッフであるYさんでした。今回準優勝、おめでとうございます。(私のブログにコメントもいただきありがとうございます)
今回の大会は、良くも悪くもMNJが台風の目となったのですが、そんな中でこのYさんは、とあるクランクの巻きで表彰台に立ちました。これだけでもスゴいのですが、さらにこのスゴさを物語ることがあります。(これもコメントいただきましたが・・・)
それは、YさんもMNJを持っていた、という事実です。
あれだけ周りの人がジャークで爆釣している中、あの状況下で「持っていても使わない」という自分の道を突き進む強い気持ちが持てることに尊敬の念をいだきました。(コメントでの「今回は手を出さない方がいい」という判断は素晴らしいと思いました。)
Yさんは(ご存じのかたも多いと思いますが)生粋のクランカーで、とにかく管釣りクランクについてはこだわりとそれを最大限使いこなす技術をお持ちです。ですので、今回のように「いかに周りが釣れているルアーがあろうとも、自分は自分の信じたクランクを巻き通す」という信念を貫けたのだと思います。しかもそれで準優勝という結果まで出しています。
もちろん、ルールで使えるものを最大限活用して勝利をたぐりよせるのは至極当然の道で、その中で突き抜けててっぺんまで登りつめた すいけー君が今回一番輝いていたのは紛れもない事実です!これは一点の曇りもありませんし、賞賛されてしかるべきです。
ただ、その「隣り」で上記のようなYさんの姿勢も非常に勉強になりましたし、「この人ホントにスッげ~な」と純粋に尊敬できる人がいるのが分かったのはうれしい一日でした(^_^)
実際にMNJを使っていただいたのは私のブログの読者さんが中心で、持っていない人もたくさんいたのはその通り。(今回、使うか使わないかは別にして、皆さんの分を用意できなかったのは私の力不足でした。失礼いたしました。)
特に後者の皆さんの中には「そんなのニョロじゃぁないよ!」(そんなの使わないでくれよ。ズルいよ。)と思った人も少なからずいらっしゃっと想像します。これは、自分がその立ち位置だったら実際にそう思うことが想像されますので、深く同意します(^_^)(表に出すか、といったら出しませんけれど)
60人の参加者がいれば60の思いがあり、それを一気に全部全てを満たすのは不可能ですね。
だからこそルールがある。このルールの中では皆さん平等で、ここを踏み外さない限りは自由です。(他の人を不快にさせないというマナーを守るのも必要ですね♪)
それぞれの皆さんの管釣りに対する考え方、それを受け入れられる皆さん・・・・ダイバーシティーですねぇ(^_^)
で、次の「(2)」です。
MNJがここまで活躍できたことで、当日、私はごくごく親しい人からとある指摘をもらいました。
自分では全く気が付かなかったし、意識もしていないつもりでしたが、その人はそう感じたとのこと。これは非常に重要な点で、私自身がそう思っているかいないかに関わらず、他の人がそう感じてしまっていたのなら「アウト!」だと思っています。(詳しくは恥をさらすので書けませんがw)
こういうことを「さりげなくチクっと」言ってくれる友達は本当に貴重です(^_^)
本当に無関係だったり無関心だったらそんなことには触れるはずもなく、私自身「少なくとも人にいやな思いをさせないように気を付けよう」と気付けるチャンスをもらえたのは助かりました。
しょせん釣りは遊びですから、自分も皆さんも楽しむことが大切です。「自分が相手の立場に立って考えてみたら」をもう一度自分自身に問いかけたいと思います。
これが分かったことも、今回の大きな収穫でした(^_^)。○さん、ありがとうございました~!