1ヶ月前倒しで・・・

昨年のお盆に敢行した「一日で二度おいしい、"渓流&管釣りの旅"」に行ってきました。今年は約1ヶ月の前倒しです。
釣り友はいつものnakaさんで、目的地も昨年と同様の群馬・根利川水系です。


途中、ガソリンの補給に手間取り時間を費やしましたが、現地には朝の3時半頃に到着。さすがにまだ暗闇の中でした。
車が一台既にとまってました・・・・(汗)。
車から降りてみると、その先行車のかたが現れました。話をしてみると、車のナンバーは春日部でしたが地元出身の人とのこと(2名)。昨日もここに入るなど、かなり詳しい感じでした。
その人いわく・・・
「今年は熊が多いぞ〜」
「すぐ下の民家の庭先にも熊が来る」
「朝方7時頃までは、熊が水を飲みに谷筋まで降りてくることが多い」
「熊と会ってしまったら、身をかがめて縮こまり動くな」
「熊と目が合ってしまったら、なるべく静かにそのまま後ずさりしながら離れろ」
「背中を見せて逃げたら、間違いなく襲われる」
・・・とのことでした。今まで熊との遭遇はありませんが、このように具体的にレクチャーを受けると、改めて危険性を肌で感じますね。沢を登っていく時も周りをよく確認しながら遡行するなど、注意せねば!


その人達は支流筋に入ると言うことで、挨拶してお別れ。我々は本流を上っていくことにしました。

昨日も凄い夕立があったらしく、川は少々増水気味。ところどころで滑め状の岩が続くなど、「好ポイントの連続」といった感じではありませんが、それでも魚の付き場を打っていくとかなりの反応がありました。

ただし、アップやアップクロスでは「追尾して来るもバイトせず」といった感じで、活性はそれほど高くはないようです。それに対応するためnakaさんはクロスからダウンクロス気味にミノーを操作することでかなり掛けてました。私もそれを真似することに。

今回は、特に「Mミノーファットバージョン」がよかったですね。ダウンの釣りでも暴れすぎることなく、クランク的なバーブレーションでイワナ達を魅了してました。
nakaさんは前回の「掛けられない病」はどこへやら。結構釣りましたね。ファットバージョンで。25cm超のイワナはお見事でした!
・・・と、最初の渓では十分すぎるほど堪能!



折角なので別の沢にも行ってみました。場所はすぐ隣の谷筋です。
車で移動してみると、水量は少なめでポイントはかなり絞られる感じの流れでした。とりあえず入渓してみることに。
nakaさんは「ファット」で、私はスピナーで交互に打っていきます。ちびっ子の追尾はあるものの、バイトまでは至らず。
それでもnakaさんは2つ釣ってました。これまたお見事!


車まで戻り、お湯を沸かしてもらって、カップラーメンを食べました。自然の中で食べるこの「人工食物」のおいしいことといったら・・・(笑)。


さてさて前半の部はこれにて終了!後半戦のイワナセンターに移動します。
センターに到着するも、さすがに夜通しの行軍で疲れたので1時間ばかりのお昼寝タイム。時間は短かったですが、結構スッきりしました。

受け付けで半日券を購入。夏場は半日券で5時間釣りができるそうです。値段は3,000円なのでリーズナブルですね。


まずはルアー・フライエリアの2番目の池に入りました。
最初はMくら85から。・・・と、早速釣れました。どうやら魚のバイト層は結構上のようで、ロッドを高めに保持しながら表層を引いてくるとかなりの反応があります。


Mくら85は、普通の水平ロッドポジションで普通にリトリーブすると、だいたい1〜1.5m程度の層を泳ぐのですが、これだと今の季節は潜り過ぎです。もう夏ということで、魚の意識はかなり上の方にあるようです。イワナセンターは魚の密度がかなり高く、色々な層に魚が居ますが、きょうの「バイト層」は結構シビアでした。やはり、基本的なことですが、「バイト層」をより長く引いてあげないと釣り続けるのが難しいことを再認識しました。(他の層でも散発的には釣れます。)

Mくらは、どちらかというと秋から冬にかけて魚が中層にサスペンドするような時期をメインに想定して作ってあります。そんな時には何も難しいことは考えずに「キャストしてふつ〜にリトリーブしてくるだけ」で釣れるはずです。今の時期のように上の方を引くためにはロッド確度を調節するなど、上の方を引く努力が必要となりますね。(何も考えないでも、「投げて引くだけ」で表層を引けるMくら85シャローバージョンも作ってみようかなぁ。)
同じように水面下30〜50cmくらいをジサクラ90を引いてみると、こちらも好反応。小さめのマスでも遠慮無くバイトしてきます。90は安定した釣果を出してくれますね。


ウィーパーのビタチョコによるボトムバンプでしばし楽しんだ後(相変わらずここの魚にはめちゃ効きます)、最下流のルアー専用池に移動。
ここでのこの時点では、Mくら85への反応はイマイチでしたが、ジサクラ90はプチ入れ掛かり状態。70にしてみるとトーンダウンする感じです。
「微妙に小さいMくら」(全長約40cm)の黄土色も好反応でした。


そうこうしていると、何だか雲行きが怪しくなり、大粒の雨が落ちてきました。
一旦雨具を取りに車に行き、再開。その後、本格的に土砂降りに・・・・。結構居たお客さんも次々と撤収していきました。何だか雷も遠くで鳴ってましたし。


大雨は我慢すればいいですが、さすがに雷はマズイです。ロッドを振れません。
雨は相変わらず激しいですが、雷の遠さ加減をみつつ、途中途中で釣りをしてました。他のお客さんがいないので、ルアーポンドと中池は私とnakaさんのプライベートポンド状態に(笑)。どこでも投げ放題、釣り放題です。
おまけに、魚たちも高活性。バンバンアタックしてきます。
色々なクランクをとっかえひっかえキャストしましたが、ジサクラ90への反応が鈍り、Mくら85への反応が上がるなど、時間帯によって、ルアーの好不調の波はあるようです。同じような層を引いているのに不思議です。
nakaさんは、茶系のスプーンとバッタで爆ってましたね。


途中、結構な時間、大雨&雷で中断しましたが、実質3時間程度の釣りで50以上は釣れました。さすがイワナセンターです。
KFS無き今、夏の管釣りでこれだけ釣れるのはココくらいかもしれません。
いやはや堪能しました〜!


締めは、しゃくなげの湯(2時間で550円、結構お得です)で汗を洗い流して、今回の釣行はコンプリート!
埼玉からこの距離でこれだけ楽しめる場所は、なかなかありませんね。nakaさん、また一緒に遊びに行きましょう〜!