ロッド改造とハンドメイドの注意点

 普段ボトム用として、MajorCraftさんの「FAX-S5102L」というバットがガチガチのロッドを使っているのですが、これ、グリップ下側のエクステンション部分がちょっと長くて、これが非常に不満でした。元々、ブランクむき出しの形状自体があまり好みではなかったのですが、ロッドの硬さ・アクション自体はとても気に入っていたので、これを好んで使っていました。

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 ・・・で、今回、釣りに行けない週末を利用してちょっとだけこの「不満」を解消しました。

 むき出しのブランクをギコギコと切断。
 そして、昔拾ったw折れたフライロッドのグリップのコルクを利用して~と。
 ・・・で、こんな感じに(^_^
 

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 デフォルトとしては、リールフットからグリップエンドまで20cmでしたが、今回の「手術」でこれが14cmに短縮。ロッド自体のバランスは少し崩れるかもしれませんが、今まで感じていた不満を除去できたので、ホント使うのが楽しみです♪
 
 
 と、今回はもう一つ別の話です。
 コロナ禍の影響で最近ハンドメイドルアーを作り始めたかたが少なからずいらっしゃいます。
 自分で作ったルアーで魚が釣れると、ホント楽しいですよね~(^_^
 かく言う私もそこがスタート地点でした。
 ・・・で、それなりにたくさん作ってきた経験から、そんなハンドメイドの入り口に立った皆さんに少しだけアドバイスさせてください。(もしこのブログを読んでいたら是非参考にしてください。)
 
(1)ボディー硬化に使うセルロースもしくはウレタンは、非常に有毒なので、締め切った部屋で使うのはやめた方がいいです。デッピングする際、できれば有機溶剤を吸着する専用の防毒マスクを付けて欲しいのですが、買うと2,000円以上はしますので、ちょっとちゅうちょするかもしれません。でも、今後10本以上作るのでしたら是非購入と使用をお勧めします。自分の部屋に排気ダクトを作れるような人には不要かもしれませんが、部屋の内外でセルロースを使うかたは、防毒マスクは使った方がいいです。
 
(2)リップにサーキットボードを使われるかたが多いかもしれませんが、できれば部屋の中で削るのはやめた方がいいです。「ちょっとだけだから大丈夫でしょ」と自分を安心させるのはマズいと私は思います。特に管釣りクランクで使うサーキットボードは、最終的には600~800番のヤスリで仕上げないと、リップとラインがこすれた際に簡単にラインブレイクしてしまうので、この番手のヤスリを使うのですが、これを使った際に出る微細な粉末がかなり(目に見えない大きさ。光の角度によってはよく見えますが)飛びます。この粉末、吸い込んで身体に悪いことはあれ、いいことは全くないと思います。科学的にどれくらいマズいかの指摘・論文は読んだことがありませんが、避けられるものなら避けた方がいいです。外で削る場合でも、マスク(できれば防塵マスク)はした方がいいと思います。(普通の市販マスクでこの粉塵が本当に防御できるのは、自信がないのですが・・・・)
 
 
 ビルダーの皆さん、身体に気を付けて「自分なりのルアー」で楽しみましょう~(^^)