みいら的「ダイブ&フロートの釣り考」

 今、管釣りをたしなむ人たちの間で一番ホットな話題だと思われる「マジックジャーク」の釣りについて、自分のアタマの中を整理してみました。
 ちなみに、マジックジャークの技術的な側面を語るほど私はこの釣りに精通していないので(笑)、「それ以外」の部分になります。以下、もしかして不正確な部分もあるかと思いますが、もし「正解」をご存じのかたがいらっしゃったら、この日のコメント欄に投稿いただけると助かります(^_^)


 「マジックジャーク」の生みの親は、アンデッドファクトリー代表の水間さんなのは皆さん知るところですね。
 この釣りを確立して大会で有名になったのはいつのことでしょうか。私は詳しく理解していないのですが、私のブログを「マジックジャーク」で検索すると、一番古い記述は 2012年5月3日 のここ(https://lyspeche.hatenablog.com/entry/20120503)にでてきます。もう10年も前なんですねぇ。
 私が自分で試してみようと思ったのがこの日なので、水間さんがこの釣りの効果について気付いたのはもうもっと前になりますね。


 とは言え、10年以上前に開発されたこの釣り方は、一部の求道師の皆さんにその効能を密かに(?大会などで大胆に)享受されてきたものの、昨今のマジックジャークブームに至るまで、一般の皆さんに浸透した感はありませんでした。
 数年前まではこの釣りにフィットするミノーと言えば、ザッガー50F1、ダブルクラッチが筆頭で、(私が思うに)この釣りがハマる場面が限定的「だと思われていて」、しかも大会参加者の(ある種)特別な(テクニカルな)釣り方だと皆さんが思っていたように想像します。(今を見れば、決してそんなことはなく、幅広い釣り場さんで、色々な状況下で十分にその効果を得られる釣り方だということが広まりました)


 このマジックジャークの釣りをここまで一気に「一般化」した功績(?)は、やはりディスプラウトさんのイーグルプレーヤー50slim(GJ:グリグリジャーク)の登場でしょう。
 このミノー、使われたかたは皆さん感じていらっしゃると思いますが、シビアなアイチューンはほぼ不要で、強くジャークしても「スッ」と真っすぐ(深い方へ)入ってくれます。しかも浮力も絶妙で比較的しっかり浮上し、ザッガー50F1に比べて(マスが嫌がるとされる、浮き上がる際の)キックバックも少ないこともあり、魚のリアクションを非常によく引き出します。
 さらに、大会での釣れっぷりを動画配信するディスプラウトさんの巧妙な(?w)マーケティングも相まって、爆発的に一般の釣り人の間に広がりました。


 このため市場では非常に品薄になっていて、普通に購入することが非常に困難。フリマやオークションでは高値で取引されているようで(私はほとんど探したことはありませんが)、テンバイヤーの収入源になっているとか・・・・。本当に使いたい人があふれている中、悲しいことです。
 各ショップさんからオリカラのGJも出ていますが、個人的にはプロパーカラーの番手が小さいカラーの方が釣れると思っています(^_^;)早く再出荷して欲しい~w
 

 それと、この釣りの普及を後押ししているのが、「尻黒」のカラーリングだと思います。これに最初に気が付いた人は本当にスゴいです。

 ミノーの基本性能の高さも必要ですが、この「尻黒」のバイト誘発力は本当にスゴいと感じ、皆さん自分でマジックで尻黒に塗ることでこの効果を体感しているようです。(私も手持ちのミノーはほぼ尻黒に塗ってしまっていますw)

 

 ちなみに、上記でさかんに「マジックジャーク」と書いてきましたが、この「マジックジャーク」という単語は、アンデッドファクトリーの水間さんよって公的な商標登録が(下記のように)されていて、(普通に考えたら)アンデッドファクトリーさんの製品以外の場面で「マジックジャーク」という言葉は使えないようになっていると思われます(商標登録してその権利は確保したものの、それをどこまで制限するのかは、水間さん次第だと思うので、実際のところ、この「マジックジャーク」という単語がどこまで縛られた言葉なのかは私が理解できていません。)

登録番号:第6503445号
登録日:令和4(2022)年 1月 24日
商標(検索用):MAGIC JERK\マジックジャーク


 細かいことを言うと「ザッガー50F1でマジックジャーク」とか「GJでマジックジャーク」いう使い方は(本来は)NGなのだと思います。「グリムのマジックジャークの釣り」というのは「○」かと。

 とは言え、私を含めた一般ピーポーがそこまでシビアにしなければならないということはないのでしょう(笑)
 話は少し横道にそれますが、例えば「宅急便」という言葉、これはヤマト運輸のサービス名なので、「佐川急便の宅急便で商品を送ります」とか、「ポストイット」で「(100均の)ダイソーポストイットを買ってきて」とかいうのと同じですね。(前者は「宅配便」、後者は「付箋(ふせん)」というのが"正しい"使い方ですw)
 
 閑話休題


 ・・・という自分なりの思いもあるため、私のブログの中ではなるべく「マジックジャーク」という単語はアンデッドファクトリーさんのルアーを使う時に限定しようと思っています。ということで、最近の私のブログでは「ダイブ&フロートの釣り」と書いています(^_^)つまらないこだわりですw


 私自身、自分の釣りでもブログの書きっぷりでも長いニョロ系ルアーを使う場面が非常に多いのですが、市販品も結構使う ふつ~の釣り人です。ということで、最近はこのダイブ&フロートの釣りもよくやります。
 横に引いてもダメ、ボトムを叩いても「シ~ン(と反応なし)」という状況でも、上方向に浮かせるこの釣りに反応してくれる場面はかなりあります(もちろん、普通に巻きの釣りで釣れる時合でも、この浮上の釣りでバンバン釣れることもあります)。
 
 
 まだこの釣りを試したことがないかたは、是非チャレンジしてみることをお勧めします。Youtubeで検索すると結構コンテンツが上がっています。
 最近は、GJはもとより、ザッガーやダブルクラッチ、スティルなどこの浮上の釣りにフィットするミノーを手に入れるのが大変ですよね(^_^;)困ったものです。