みいら的「MAVさんインプレッション(1) 〜釣り場編」

あーじさんが宮城アングラーズヴィレッジ(MAV)さんに行くようですので、初めて行く釣り場さんとしての予備知識をお知らせする意味で、私の持っている情報を整理しておこうと思いました。下記、これから行こうとしているかたにも参考になる(?)かと思います。(私の記憶をたどるので、もしかしたら一部間違っている部分があるかもしれませんが、ご了承ください)


ではまずはMAVさんに向かいましょう!


MAVさんにつながるメイン道路から砂利道のような舗装道路に入っていくと、50m程で右手に管理棟が見えます。
管理棟の脇にも数台の駐車スペースがあるのですが、釣り人の皆さんが使う駐車場は、その前を通過して坂を上り100mくらい進んで左折した大型駐車場になります。ここに車を止めて、タックルを用意していざ受け付けへ。


開場時間は、季節によって7時だったり6時に早まったりとまちまちなので、事前に確認が必要です。
オープン前に到着した場合には受付け窓口のところに並びます。その際にタックルボックスやロッドスタンド、ネットなどを置くと思うのですが、MAVさんの場合、基本的に「(公称)物を置いて人はどこか別のところに開場まで待機する」というのはルール違反だったはずです(今の運用がどうなのかはわかりません)。基本的に人が並ぶことで順番が維持されますので、物を置きざりにして窓口が開く直前に戻ってくるというのはトラブルの元になる可能性があります。ちょっと車にモノを取りに行ってくるとかトイレに行ってくるなどは全く問題ありません。
ただ、オープンの1時間だか30分前には、当番のスタッフさんが来て、管理棟を開けてくれるのでその中で待機することができます。


チケットを購入して釣り場に入って行きます。
トラウトを釣る人は「中池」がメインの釣り場になります。バスやキャットフィッシュ、ストライパーなど夏場でも釣れる魚を釣る人は「下池」に入ります。
中池の川側は、比較的早い時間帯から日が当たりはじめて暖かくなりますが、冬場の午後は「赤城おろし」に吹きさらされて爆風に耐える釣りになることが結構あります。逆に土手側やスロープ看板前などは、日陰時間が長く寒いのですが、比較的風がよけられるので釣りやすいという感じがします。
単純に魚の釣りやすさからすると、私個人的には土手側やスロープ看板側、あとは吐き出し口近辺の方が釣れるイメージがありますが、その日その日で状況が変わるので、スタッフさんに「どこがいいの?」と聞いてみるのがいいかと思います。


では実際に釣り始めてみましょう。
私の中では「MAVさんの朝は釣れない」というのが定番の状況だと思っています。皆さん朝いちから釣り座に入るのですが、朝の早い段階でバクバクに釣れ始めたという記憶はありません。除々に活性が上がってくるような釣り場さんだと思っています。


お勧めの釣り方については、(東山湖さんで釣ったことある人にとっては)MAVさんは"リトル東山湖"というイメージがハマるかなぁと個人的には思います。という理由は以下のようなものです。
・比較的2gとか3gの重めのスプーンで普通に釣れる(時間帯が結構ある)
・メタリックグリーン/チャートのスプーンがいい時が多い(東山湖さんの定番カラーですね)
・クラピーやモカ、チャタクラなど丸っこ系クランクがよく釣れる(これも東山湖さんと共通。朝霞さんでは普段全く使いませんが・・・)
・ボトムから上の方まで、どの釣りでも釣りやすい


MAVさんは、真冬の時期は水温が2度とか1度とか(信じられないくらい)下がります(ここ数年はそこまでいかないのかな?)。池が凍ることもたま〜にありますが、そんな中でも普通にマスが釣れてしまうのがすごいところです。
寒くなれば寒くなるほど、釣り場チーフの養田さんがプロデュースしたスイッチバックスプーンが激ハマりする場面が多々ありますので、1月、2月は持っていると助けられます。(釣り場の管理棟でも買うことができます)


私自身色々な管釣りで結構長く釣りをさせてもらっている中で感じていることとして下記のようなことがあります。
世にあるほとんどの管理釣り場さんは「釣り場という施設およびそこに魚という(釣り人の)ターゲットを用意してそれをお客さんに釣ってもらう"ハードウエア提供型"ビジネスモデル」だと思うのですが、MAVさんは「半日なり一日なり、釣り場の施設や魚を媒介に(最終的には)楽しい時間を過ごしてもらう"サービス業"的モデル」を実践している数少ない釣り場さんだと感じます。(←くどいですが、あくまで私の勝手な印象です。「そんなことないよ!」と思う人もいるかもしれません)


お客さんに楽しんでもらうために、放流を頻繁にしてくれるのはもとより、釣れない人へのフォローや初心者さん・家族連れさんへのサポートは(私から見ると)尋常じゃぁないレベル(笑)です。釣れるまでかなりの時間をかけてあれこれ助けてくれます。
釣り場で使えるルアーの縛りが緩いこともその一助になっているのだと思いますが、釣りを始めたばかりの人にとっては非常にハードルの低い釣り場さんになっていると思います。MAVさんにきて魚を初めてルアーで釣って、釣りにハマっていく人もそれなりにいるのではないかと想像します。そういう意味でも(自社の釣り場経営を支える側面以外にも)管釣り業界への入り口的役割を大きく果たしていると感じます。(こういったレベルまで実現できている釣り場さんはなかなか無いくらいだと)
ある程度、この釣りが長い人でも、釣れない時間帯には是非スタッフさんに声を掛けて、実演してもらうことをお勧めします。確実に自分の釣りにプラスαがありますよ。(この釣り場さんに来て、スタッフさんと話をしない、もしくは釣りの質問や実演をしてもらわないのは、「クリープを入れないコーヒーを飲む」のと一緒です・・・・って、今の若い人には分からない表現ですね:笑)


・・・と、まぁいい面を色々と書いてきてしまったようにも感じますが、私は決してMAVさんの回し者ではありません(笑)。
上記は私が勝手に感じていることですので、「いやいや、自分としてはココがいまいちなんだよね」「いや〜、○○なところがいやなんだよなぁ」と感じる人もいるかもしれません。


今回の章の最後に一つ。
正直、MAVさんでは、巻きの釣りでバクバクに「釣り続ける」「一日で100匹釣る」のはかなり難しいです(もちろん、バタバタと釣れる時間帯はたくさんあります)。セニョールや豆など「変化球」を組み込めば一日を通して楽しめると思いますが、スプーンやクランク、ボトムルアー(いわゆる"王道ルアー"?笑)にこだわると「一日中釣れ続く」ことはありません。
MAVさんの名物ブログ(http://ameblo.jp/mav1997-2/)にはたくさんの写真が掲載されていて、それを見ると自分もたくさん釣れる気分になってしまうという「罠」があります。皆さんこれには注意しましょう(笑)。(私は頻繁にこのトラップに引っかかってます ^_^;)


そのうちに、みいら的「MAVさんのスタッフさん編」も書けたらいいなと思っています。